自動販売機のメーカー8社を徹底比較!選び方を1から解説
最終更新日:2021年12月29日

自動販売機の導入を検討しているけれど、
「どのメーカーの自動販売機にしたら良いかわからない」
「そもそも何を基準に自動販売機を選んだらいいかわからない」
という方も多いではないでしょうか。
そこで、本記事では自動販売機のメーカー8社の紹介と選び方のポイントを解説していきます。ぜひ、参考にしてみてください。
オフィスに自動販売機の設置をご検討であれば、導入・月額費用が無料(※条件あり)の「オフィスペイ」の導入がおすすめです。
自動販売機で社員証やクレジットカードでのキャッシュレス決済が可能になり、会社の福利厚生としても利用が可能です。
※必要なのは、オフィスペイ端末を取り付けることのみ。
自動販売機の種類は「メーカー専用」と「オリジナル」の2種類がある
自動販売機は「メーカー専用」と「オリジナル」大きく分けて2つの種類があります。
まずは、2つの自動販売機について違いを解説していきます。
「メーカー専用自動販売機」とは
メーカー専用自動販売機はコカ・コーラ、サントリー、アサヒ飲料など、商品ラインナップがすべて同じメーカーで構成された自動販売機のことを指します。
見分け方としては、自動販売機事体にメーカーロゴが入っていますので、一目でわかります。
各メーカー独自のこだわりや工夫がある点がメーカー専用自動販売機の良いところです。
例えば、専用アプリと連携してスタンプを貯められるシステムがついていたり、キャンペーンをおこなっていたりします。
「オリジナル自動販売機」とは
オリジナル自動販売機は、1台の自動販売機で複数メーカーの飲料を取り扱うことが可能な自動販売機のことです。
オリジナル自動販売機のほかにも「コンビ機」や「混載機」など、さまざまな呼び方があります。
各メーカーで人気の商品ラインナップを揃えたり、お客様のニーズに合った商品を揃えたりできるのがオリジナル自動販売機の良いところです。
すでに複数のメーカー専用自動販売機を置いている場合は、オリジナル自動販売機に集約したほうがスペースや電気代も節約できる可能性もあります。
「メーカー専用」自販機メーカー厳選5社を比較
- アサヒ飲料
- 伊藤園
- キリン
- コカ・コーラ
- サントリー
上記で説明したうちの「メーカー専用」自販機5社を紹介していきます。
アサヒ飲料
特徴 |
|
主なラインナップ | 三ツ矢サイダー・カルピス・ウィルキンソン・十六茶など |
販売手数料 | 1本あたり20% |
決済方法 | 訪日外国人観光客向け決済可能・その他問い合わせ要 ※自動販売機の種類によって異なるため要確認 |
アサヒ飲料はWi-Fiを搭載した自販機を飲料メーカーとして初めて展開したり、音声認識技術を活用した外国人向け対話型自販機を開発したりするなど、最新モデルを構築しているのが特徴です。
また、人気飲料の三ツ矢サイダーをマイナス5度で冷やして提供する「氷点下機能」を搭載するなど独自の強みを持っており、アサヒ飲料の飲み物を美味しく飲むことが可能です。
伊藤園
特徴 |
|
主なラインナップ | お~いお茶・健康ミネラル麦茶・タリーズコーヒー・evian・チチヤスなど |
販売手数料 | 1本あたり20% |
決済方法 | 現金・交通系電子マネー・その他電子マネー・QRコード・訪日外国人観光客向け決済可能※自動販売機の種類によって異なるため要確認 |
伊藤園はポケモンGoのオフィシャルパートナーとなっていることから、ピカチュウラッピングの自動販売機があるなどファンにはうれしい機種があります。
また、健康に力を入れている伊藤園ならではの保健機能食品を重点的に揃えた「ウェルネス自販機」が存在し、オフィスでの健康生活に活用できるところも特徴です。
キリン
特徴 |
|
主なラインナップ | 午後の紅茶・キリンレモン・生茶・小岩井・レッドブルなど |
販売手数料 | 1本あたり15% |
決済方法 | 現金・交通系電子マネー・その他電子マネー・QRコードなど |
人気のラインナップに午後の紅茶や、ヤクルトやダイドーなどの飲料メーカーと連携しているなど、女性や子どもからも好まれる商品が多いのが特徴です。
また、健康飲料に力を入れたプラズマ乳酸菌の入った「イミューズ」シリーズの商品を展開しており、こちらもオフィスの健康生活に活用できます。
コカ・コーラ
特徴 |
|
主なラインナップ | コカ・コーラ・ジョージア・アクエリアス・ファンタ・爽健美茶・綾鷹・Qooなど |
販売手数料 | 1本あたり25% |
決済方法 | 現金・交通系電子マネー・その他電子マネー・クレジットカード(タッチ決済のみ)※自動販売機の種類によって異なるため要確認 |
コカ・コーラは長い間日本での飲料業界市場のなかでシェア率No.1を獲得しており、幅広い層から人気の商品が揃っているのが特徴です。
また、環境への取り組みに力を入れており、「ピークカット」という電力を使う時間帯を工夫することで消費電力を減らす機能や、「学習省エネ」という販売傾向を分析し消費電力を減らす機能など、環境にやさしい機能を搭載しています。
省エネに力を入れたい場合、コカ・コーラの自動販売機がおすすめです。
サントリー
特徴 |
|
主なラインナップ | BOSS・伊右衛門・ペプシコーラ・CCレモン・サントリー天然水など |
販売手数料 | 1本あたり10% |
決済方法 | 現金・交通系電子マネー・その他電子マネー・QRコードなど |
2021年現在、サントリーはコカ・コーラを抑え、飲料業界市場のシェア率トップを獲得しました。幅広いジャンルの飲料で数多くヒット商品を出しているのが特徴です。
そのため、幅広い層が利用する場合はサントリーの自動販売機がおすすめです。
また、災害発生などの緊急時には無料で飲料を提供できる「緊急時飲料提供自動販売機」を開発し、行政施設や病院などにもよく設置されています。
「オリジナル」自販機メーカー厳選3社を比較
- アペックス
- サンデン
- 富士電機
次に、「オリジナル」自販機メーカーを紹介していきます。
アペックス
特徴 |
|
取り扱い飲料メーカー | アサヒ飲料/サントリーフーズ/UCC上島珈琲/ポッカサッポロフード&ビバレッジ/キリンビバレッジ/大塚製薬/JT 他 |
アペックスはカップ式自動販売機としては日本最大手で、高速道路のサービスエリアなどに設置されているのはアペックスの自動販売機が多いです。
世界初のとろみをつけられる自動販売機の開発にも成功し、もっともおいしい状態で飲料を提供するための企業努力が見受けられます。
缶・ペットボトルなどさまざまなタイプの自動販売機を取り扱っているので、提供方法についても導入時に相談してみると良いでしょう。
サンデン
特徴 |
|
取り扱い飲料メーカー | 要問い合わせ |
サンデンでは、缶・ペットボトル・物販などさまざまなタイプの自動販売機を扱っており、ニーズに合わせてカスマイズが可能です。
拠点は全国に20ヶ所以上あり、365日いつでもサポート可能の安心感もあります。
なお、新しく販売された「ど冷えもん」という冷凍自動販売機が、コロナ禍で売れ行きを伸ばしています。
テレワーク普及により冷凍食品の需要増加の影響や、時短営業をする飲食店の打開策として、冷凍自販機が活用されるケースが増えたためです。
実はサンデンは冷凍・冷蔵ショーケースの製造も強みであり、全国のコンビニやスーパーで取り扱われています。気付かないだけで日常の中にサンデンの製品は多く存在しています。
富士電機
特徴 |
|
取り扱い飲料メーカー | 要問い合わせ |
富士電機は国内の自販機メーカーの最大手であり、世界の市場規模で見ても3位になるなど世界に誇る技術があります。
よく見かけるオリジナル自動販売機では富士電機のものが多いかもしれません。
富士電機は自販機でも業界一のバリエーションを誇り、さまざまなニーズに応えられます。
ちょっと変わった自販機の導入を検討したいという場合、まずは富士電機に相談してみると良いでしょう。
物販の自販機について興味がある場合、こちらの記事で紹介しているのでぜひご覧ください。
>>「物販自販機のおすすめ5選!知っておきたい自販機の選び方も解説」
自動販売機を選ぶ4つのポイント
それぞれの自動販売機メーカーの特徴をご紹介しましたが、「結局どう選んだら良いかわからない」と悩むこともあるのではないでしょうか。
そんなときは、以下の自動販売機を選ぶ4つのポイントを参考にしてみてください。
- アフターサポートの内容で選ぶ
- 販売手数料を確認する
- シェア率の高さで選ぶ
- 決済方法を確認する
自社の課題やニーズと照らし合わせながら、費用やサポート内容など優先度の高いポイントを重視して選ぶのがおすすめです。
それでは4つのポイントを見ていきましょう。
ポイント1.アフターサポートの内容で選ぶ
まずは、自動販売機のアフターサポート内容で選ぶ方法があります。
メーカーによって細かいサポート内容の違いもあるため、どのようなサポートがあるのか事前確認が必要です。
フルサポートサービスの場合は、商品の補充や清掃、売上管理などすべてお任せで良いのが特徴となっています。
自社の管理や人件費などの課題と照らし合わせながら、ニーズに合ったサポート内容のメーカーを選ぶのが良いでしょう。
ポイント2.販売手数料で選ぶ
自販機自体の設置費用や設置後の管理費用などは基本的にメーカー負担のため、導入側にかかるコストは電気代と販売手数料のみとなっています。
各メーカーによって販売手数料が異なるため、手数料がどのくらいなのか確認して比較する方法があります。
コスト重視の場合は、販売手数料を比較して選ぶのが良いでしょう。
また、ホームページ上には販売手数料の記載がなく、選ぶ自動販売機や契約内容によって異なる可能性もあるため、詳細は各メーカーに問い合わせてみましょう。
ポイント3.シェア率の高さで選ぶ
シェア率が高いということは、多くの人々から支持されていることになり良い自販機である可能性が高いです。
サポート重視なのかコスト重視なのか迷っている場合、まずは飲料メーカーや自動販売機のシェア率で選んでみるのが良いでしょう。
なお、株式会社デジタル&ワークスの調べによると、2021年現在の飲料メーカーのシェアNo.1はサントリーです。
国内自動販売機メーカーの最大手は富士電機となりますので、選ぶ際の参考にしてみてください。
ポイント4.決済方法で選ぶ
メーカーや自動販売機の種類によって、「現金決済のみ」や「電子マネー対応」など決済方法に違いがあります。
なかには、社員証でキャッシュレス決済ができる仕組みに対応した自販機もあります。
利用者の年齢層が偏っている場合、その利用者層が使いやすい決済方法を重視して選んでみるのが良いでしょう。
例えば「キャッシュレスに慣れている若年層が多いなら電子マネー対応にする」「高齢者層が多いなら現金のみにする」といった選択肢もあります。
なお、今後日本のキャッシュレス化は進んでいくと考えられたるめ、多くのメーカーがキャッシュレス対応の自販機を用意しています。
利用者が使いやすいよう、できるだけ幅広い決済方法を用意しておくのもおすすめです。
オフィスで自動販売機の導入をお考えなら「オフィスペイ」
もし、オフィスで自動販売機の設置をご検討であれば「オフィスペイ」も一緒に導入するのがおすすめです。
オフィスペイは社員証でキャッシュレス決済を可能にするサービスで、自動販売機の設置も無料でおこなっております。
自販機メーカーから直接自販機を購入するわけではないため、初期費用・月額費用は無料(※条件あり)です。
初期コストがかからないため導入ハードルが非常に低く、ランニングコストも電気代のみとなります。
また、オフィスペイの社員証で決済できる機能を活用すれば、「月10本まで無料」など福利厚生として飲料を提供することもできて社員から喜ばれます。
興味があればぜひ公式サイトから資料をダウンロードしてみてください。
まとめ:まずは気になるメーカーに問い合わせてみよう
各メーカーに問い合わせると、設置場所や利用者などを加味して、最適な自動販売機の種類や商品ラインナップの提案などをしてもらえます。
ホームページだけでは情報が少なく比較検討が難しい場合もあるため、まずは各メーカーに問い合わせてプランを作成してみてもらい、比較検討するのが良いのではないでしょうか。
どの飲料メーカーが良いなどのこだわりがなければ、オリジナル自販機を検討すると自社に合わせてカスタマイズできるためおすすめです。
自動販売機メーカーとどういうプランが良いか話し合うなかで、何を重視して選ぶべきかなどの基準も見えてくるかもしれません。まずは問い合わせから始めてみてください。
最新の情報をお届けするメディア