自販機のDXにはどんな方法がある?5つの具体例とメリットを紹介
最終更新日:2021年10月04日

「自販機のDXってどんなものがあるの?」
このようにお考えではありませんか。
街中でよく見かける自販機は、昨今の技術革新のなかでさまざまなDXを果たしています。
本記事では自販機のDXについて、下記のようにまとめました。
- キャッシュレス決済によるDX
- タッチパネルによるDX
- 商品選定のDX
- ルートオペレーション業務のDX
- 遠隔接客によるDX
自販機のDXを検討している場合は、ぜひ最後までお読みください。
また、自販機のキャッシュレス決済を考えているのであれば、オフィスペイがおすすめです。
オフィスペイなら社員証を用いて決済ができるうえ、給与天引きも可能なので、オフィスでの利便性に秀でています。
オフィスの自販機をDXするのであれば、まず下記から詳細を確認してください。
自販機でできる5つのDX
自販機で実施されているDXは、おもに下記の5つがあります。
- キャッシュレス決済
- タッチパネル
- 商品選定
- ルートオペレーション業務
- 接客
それぞれ具体的な事例とともに紹介します。
小銭いらずで即精算!キャッシュレス決済で自販機をDX
電子マネーやバーコード決済など、現金を使わないキャッシュレス決済の自販機が登場しました。
小銭を取り出す必要がなくなり、手間がかからない点もあって、全国的に普及しています。
使用者と業者それぞれにメリットがある点も、全国的な普及を手伝っていると考えられます。
使用者のメリット | 業者のメリット |
---|---|
小銭を持ち歩く必要がない | お金の回収がない |
使用者は小銭を持ち歩く必要がありません。「喉が渇いた」と感じればサッと決済できるので、自販機が持つ手軽さをさらに強く感じられます。
また、業者のメリットとして「お金の回収が不要」な点が挙げられます。お金が貯まるとかなりの重量になるので、運搬が大変です。
そして、お金を取り扱わなくていいため、セキュリティ面で大きな安心を得られます。
基本的にキャッシュレス決済の機能は自販機に内蔵されていますが、自販機の種類によっては機能が未搭載でも後付け可能です。
キャッシュレス決済による自販機DXの例
オフィスペイは社内向けの決済方法です。オフィスペイなら従来の自販機に、キャッシュレス決済機能を後付けできます。
ドリンクの自販機だけではなく、食品の自販機や食堂の券売機にも利用できるので、社内の決済方法をまるごとキャッシュレス化が可能です。
また、もともと持っている社員証やセキュリティカードにプリペイド機能を持たせられるので、使用者にとっても新たに登録するなどの負担がありません。
ボタンも商品サンプルも不要!タッチパネルで自販機をDX
大型ショッピングセンターや駅などで見られるようになったのは、タッチパネルで商品を選ぶタイプの自販機です。
使用感はあまり変わりませんが、ボタンがなく前面が液晶なので、初めて見る場合は驚くかもしれません。
また、利用客がいないときは動画広告を配信できるため、デジタルサイネージとしての役割も担っています。
デジタルサイネージとは、広告の配信や情報を表示するディスプレイです。
また、業者側のメリットとして商品サンプルの交換がいらない点が挙げられます。
従来の自販機では商品の入れ替えと同時に、商品サンプルを物理的に交換しなければいけません。
しかし、タッチパネル式の自販機なら配信するコンテンツを変えるだけで済むので、入れ替える手間はなくなりました。
その分を別な業務にあてられるため、仕事全体としてみても効率的です。
現状、屋外の設置は難しいようですが、今後は少しずつ対応していくと考えられます。
タッチパネル化による自販機DXの例
出典:城北宣広株式会社
イオンディライト株式会社では、「サイネージ自販機」としてタッチパネルを搭載した自販機を開発しています。
サイネージ自販機の優れた点は、従来の自販機としての機能だけではありません。
- 情報サービス
- 動画広告
- クーポン券発行などのセールスプロモーション
上記の内容を配信し、顧客満足度の向上に取り組んでいます。商品に関連した動画を配信することで、購入意向率も上昇しました。
自販機が商品を選んでくれる?マーケティング機能で商品選定をDX
続いて紹介する自販機は、マーケティング機能を兼ね備えた次世代の自販機です。蓄積されたデータを元に、利用者へ商品をおすすめしてくれます。
マーケティングとは、広義で消費者の購入につながる活動全般のことです。本来であれば専門職の人が、顧客のニーズを分析したり広告の手法を決めたりします。
しかし、次世代型の自販機は、従来型のように売るだけではなく購入した人の特徴と商品をデータとして蓄積。
そのデータを元に、さらに精度の高いおすすめ商品を選ぶので、自販機だけでマーケティングをしていると言えます。
商品選定を行う自販機DXの例
株式会社JR東日本クロスステーションが運営している自販機「acure(アキュア)」では、「高度なマーケティング頭脳」を持つ自販機を開発しています。
次世代型の自販機は内蔵のセンサーやカメラから、利用者の特徴を把握し、好みを分析。商品と結びつけて次の販売に活かします。
- 男性は夕方に甘いドリンクを飲む傾向が強い
- 電車ではミネラルウォーターを飲む人が多い
上記のようなデータを元に、性別や年代に応じて、商品をおすすめします。
また、天候や気温も考慮するので、リアルタイムで利用者の欲しているものを分析可能です。
補充業務を最適化!ルートオペレーション業務のDX
次に紹介するルートオペレーション業務のDXは、自販機そのものではなく自販機を運営する企業向けのDXです。
一般的な自販機のルートオペレーションは、自販機ごとの売上を予測して足りなくなっているであろう商品を配送します。
したがって担当者の勘や経験が必要です。当然、思った以上に売れ行きがよかったり、逆に売れていなかったりすることもあります。
そんな状況に一石を投じたのが、AIによるルートオペレーションです。
ルートオペレーション業務の自販機DXの例
ルートオペレーションのDXについて、具体例として「Vending Hero」を紹介します。
「Vending Hero」はAIが、補充や補充にかかわる付随作業を効率的に提案するサービスです。
一般的に自販機は、場所によって売れ行きが変わるところ、AIが今までのデータを元に、補充する個数や種類を判断します。
また、最適なルートを提案することで、従業員の残業時間削減につなげました。
高い売上をキープしつつ、売り切れを起こさないシステムは、まさに自販機におけるヒーローと言えるかもしれません。
遠隔接客ロボットの検証開始!利用客をサポートする接客のDX
自販機は飲み物を販売する機械として世間に登場し、現在ではさまざまな機能を持つに至りました。
そしてついに、接客する自販機まで登場しようとしているのです。まだ実証段階に入ったばかりですが、接客する自販機の事例を紹介します。
遠隔接客ロボットの自販機DXの例
株式会社サイバーエージェントと大阪大学大学院基礎工学研究科の先端知能システム(サイバーエージェント)共同研究講座、株式会社PRENOは遠隔接客ロボットの実証実験を開始しました。
現代は新たな生活様式として、非対面・非接触が浸透しています。
これまで自販機と利用客のコミュニケーションは、POPによるあくまで一方的なものでした。
しかし、この実験では遠隔接客ロボットが来店客をサポートすることで、自販機の利用を促進できるか検証します。
「質の高いサービス提供」が目的ということで、今後の自販機業界にどう影響を与えるのか気になるところです。
オフィスペイなら自販機のキャッシュレス化も簡単!
オフィスに設置してある自販機をキャッシュレス化するなら、オフィスペイがおすすめです。
オフィスペイがおすすめな理由は、おもに4つあります。
- 導入費用無料(審査あり)なので、簡単に始められる
- お茶出しに活用できるので、来客に利用できる
- 福利厚生を提供できるので、従業員満足度の向上につなげられる
- 給与天引きできるので、わずらわしい管理が不要
オフィスペイはもともとある社員証を利用して、決済できるシステムです。新たに自販機を設置するときにも利用できますし、もともとある自販機に後付けできる場合もあります。
自販機だけではなく、券売機やコーヒーサーバーにも設置可能です。
従業員満足度を上げたいのであれば、公式サイトから資料をダウンロードしてみてください。
まとめ:自販機のDXを進めて売上アップを目指そう
本記事では自販機でできるDXとして、5つの具体事例を紹介しました。
日本の自販機はすでに商品を販売する機能にとどまらず、さまざまな切り口から利用者の満足度を上げる機械へ変貌しています。
自販機の売上アップを考えているのなら、今までにない革新的な自販機の導入も検討してみてください。
なお、自販機を提供する企業や関連企業のDXがほとんどですが、オフィスペイは自販機を設置しているすべての企業が導入できるDXです。
従業員満足度と自販機の売上両方を上げられる可能性があるので、気になるのであればぜひ公式サイトから無料の資料請求をしてみてください。
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