自販機コンビニとは?無人コンビニとの違いや8つの導入メリットを紹介
最終更新日:2021年09月20日

「自販機コンビニってあまり聞いたことがないけど、どんなものを売っているの?」
「自販機コンビニの設置にはどんなメリットがあるのかな?」
と疑問を感じることはありませんか?
自販機コンビニとは、飲料品以外にも、食品や日用品などの幅広い商品を販売する自動販売機のことです。
ただ一般的な自動販売機と比べると設置台数はまだ少ないため、使ったことがない方も多いかもしれません。
この記事では便利な自販機コンビニについて、
- 自販機コンビニと無人コンビニの違い
- 自販機コンビニを設置する8つのメリット
- 商品のラインナップ例
- 自販機コンビニ3選
といった内容について詳しく解説します。
「会社の近所に飲食店やコンビニがない」「売店が閉まる時間が早い」などでお悩みの場合は、ぜひ最後までご一読ください。
オフィスに自動販売機や無人コンビニを設置するするのであれば、導入・月額費用が無料(※条件あり)の「オフィスペイ」の導入がおすすめです。
自動販売機や無人コンビニで、社員証やクレジットカードでの決済が可能になります。
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自販機コンビニ(ASD:オートマチック・スーパー・デリス)とは?
自販機コンビニとは、自販機スタイルのコンビニのことです。
オートマチック・スーパー・デリスの頭文字を取って、ASDと呼ばれることもあります。
以下のような4つの特徴があり、一般的な自動販売機を設置できる程のスペースさえあれば、オフィスや学校など場所を選ばず設置できます。
<自販機コンビニの特徴>
- おにぎりやパン・カップ麺などの食品を販売
- 機械によっては、ティッシュやカイロなどの日用品も販売
- 24時間年中無休なので、早朝や深夜の利用も可能
- 限られたスペースにも設置できる
「お弁当やおにぎりがメインのタイプ」「冷凍食品を販売しているタイプ」など様々なタイプの販売機があり、商品のラインナップは多種多様。日用品など、コンビニのように幅広い商品を販売しています。
さらに無人でも24時間稼働できる特徴を活かし、周辺に飲食店がないオフィスや、深夜の営業が難しいパーキングエリア、24時間体制の工場などでも利用されています。
無人コンビニについてのより詳しい説明は以下の記事で紹介していますので、あわせてご一読ください。
無人コンビニの特徴とは?人手不足を解消する画期的なサービスだった
自販機コンビニと無人コンビニの違いは店舗の有無
無人コンビニと自販機コンビニの違いは、店舗の有無にあります。
では、無人コンビニとは一体どのようなコンビニなのでしょうか。
無人コンビニとは、レジスタッフが不在のコンビニのことを指します。
商品を手に取って選ぶところまでは一般的なコンビニと同じですが、精算を来店客自身で行うことが最大の特徴です。
無人コンビニは一般的なコンビニと同様の店舗がありますが、自販機コンビニは自動販売機で商品を販売するため、店舗がありません。
よって自販機コンビニは、コンビニを導入する敷地が十分に取れない場合に特に役立つと言えます。
なお無人コンビニの特徴や仕組みについては、以下の記事で詳しく解説しています。導入のメリット・デメリットについても解説していますので、あわせてご一読ください。
無人コンビニの特徴とは?人手不足を解消する画期的なサービスだった
自販機コンビニ(ASD)の8つのメリット
<自販機コンビニの設置メリット>
- 24時間いつでも利用できる
- 待ち時間が不要
- 感染症予防対策になる
- 人手不足の心配がない
- 少ないスペースでも設置可能
- 初期費用がかからない
- 低コストで管理できる
- 災害発生時に備品として役立つ
時間を問わずいつでも買い物ができる便利な自販機コンビニには、上記のような8つのメリットが存在します。次に、自販機コンビニのメリットについて詳しく解説します。
メリット①24時間いつでも利用できる!
自販機コンビニの最大のメリットは、24時間いつでも利用できることです。
自販機コンビニはいつでも好きなタイミングで商品を購入できるため、営業時間を気にする必要がありません。
そのため
「社員数が多く、お昼時は売店が混雑して待ち時間が長くなってしまう」
「残業をした時に気軽に買い物をできる場所がない」
などでお悩みの場合に特に役立ちます。
また買い物をする時間をずらしたり、早めに買い物を済ませたりする必要がなく、自分に合ったタイミングで商品を購入できます。
メリット②待ち時間が不要
待ち時間が不要なことも、自販機コンビニの便利なメリットの1つです。
一般的なコンビニでは、混雑時にレジに長蛇の列ができ、限られた時間では買い物を済ませられないことも多いです。
しかし自販機コンビニでは、飲み物を買う時と同じような流れで購入を済ませられるので、長い列に並ぶ必要もありません。
また時間がないときでも、目当てのものだけを買ってサッと仕事に戻ることができます。
メリット③感染症予防対策になる
自販機コンビニの導入は、感染症予防対策の一環としても役立ちます。
通常コンビニで買い物を済ませる場合は、レジスタッフや買い物客など複数の人と接触するため、感染症に感染する確率が高くなってしまいがちです。
一方無人コンビニは精算時にレジスタッフと話をする必要がないほか、混雑を避けて買い物を済ませることも可能です。
よって一般的なコンビニで買い物をする場合と比較して感染リスクが低く、感染の社内拡大防止効果も期待できます。
メリット④人手不足の心配がない
自販機コンビニはレジスタッフが不要なので、人手不足の心配がありません。
近年はコンビニにおける人手不足が問題視されており、経済産業省の調査によれば、コンビニオーナーのうち約6割の人が人手不足に悩んでいると回答しています。
よって自販機コンビニは、人手不足が問題視されているコンビニや、売店や食堂の営業時間が短いオフィスへの設置にも役立ちます。
メリット⑤少ないスペースでも設置可能
自販機コンビニは、意外にも少ないスペースへの設置が可能です。
「多種多様な商品を販売する自動販売機」と聞くと、とても大きなスペースが必要だと感じるかもしれません。
しかし自販機コンビニのサイズは、一般的な飲料用の自動販売機とほとんど変わりません。
以下の表は、飲料用の自販機と自販機コンビニのサイズを比較したものです。
<飲料用自販機のサイズ>
幅 |
約 1,160 mm |
奥行き |
約 750 mm |
高さ |
約 1,830 mm |
<自販機コンビニのサイズ>
幅 |
約 1,161 mm |
奥行き |
約 860 mm |
高さ |
約 1,830 mm |
自販機コンビニと飲料用自販機を比較すると、違いは奥行きが10cmほど異なることだけと分かります。
オフィスやビル内にコンビニを入れる場合は、かなり多くのスペースやコストがかかるものです。
しかし自販機コンビニは、自動販売機1つ分のスペースで、コンビニのような幅広い商品の購入が可能になります。
メリット⑥初期費用がかからない
初期費用がかからないことも、自販機コンビニのメリットの1つです。
自販機コンビニの多くは初期費用が無料なため、売店やコンビニの導入と比較すると、初期費用をかなり抑えることができます。
また機械のメンテナンスや商品の補充は設置業者が担当するため、手間がかかりません。よって自社の負担を抑えられます。
メリット⑦低コストで管理できる
初期費用を抑えられるだけでなく、低コストで管理できることも自販機コンビニの魅力です。
コンビニや売店では、営業のため多くの人件費が発生します。
一方、自販機コンビニの設置によってかかる費用は電気代のみなので、費用に大きな差が生じます。
導入するサービスによっては月額費用がかかるものの、コンビニや売店と比較すると、比較的低コストで運用できると言えるでしょう。
メリット⑧災害発生時に備蓄として役立つ
地震などの災害発生時に備蓄として役立つことも、自販機コンビニの便利なメリットの1つです。
もし災害が発生した場合は、自動販売機内の商品の無償提供が可能。自販機コンビニ内の商品を、非常食として使用することができます。
実際に東日本大震災の際には、様々な企業が自販機コンビニ内の商品を非常食として活用しました。
もちろんその他に非常食を準備しておくことも重要ですが、すぐに食べられるおにぎりやパンなどの食品が手に入ることは、災害時には非常に役立ちます。
自販機コンビニをオフィスに導入すれば、福利厚生だけでなく災害備蓄までカバーできるでしょう。
自販機コンビニの商品ラインナップ例
<自販機コンビニの商品ラインナップ例>
- お弁当
- 軽食(パンやおにぎり、カップ麺など)
- お菓子
- 飲料
- 日用品(ティッシュや汗ふきシート・マスクなど)
では、自販機コンビニには具体的にどのような商品が販売されているのでしょうか。
上記は、自販機コンビニの商品ラインナップの例です。
お弁当や軽食だけでなく、お菓子や飲料なども販売されています。
またティッシュなどの日用品も販売しているので、売店が開いていない時間の買い物や、コンビニが混雑しているときにも便利です。
とは言っても、実際に自販機コンビニを見たことがないと、あまりイメージが湧かないかもしれません。
次の見出しでは、自販機コンビニの実例を3つ紹介します。
オフィスの導入に役立つ自販機コンビニ3選
<オフィスの導入に役立つ自販機コンビニ>
- 株式会社ファミリーマート「自販機コンビニ」
- 株式会社セブン-イレブン「セブン自販機」
- 株式会社OKAN オフィスおかん(自販機プラン)
代表的な自販機コンビニとしては、上記の3つが挙げられます。
ここでは、それぞれの特徴について詳しく解説します。
株式会社ファミリーマート「自販機コンビニ」
ファミリーマートの自販機コンビニは、その名の通りファミリーマートで販売している商品を中心とした、約150もの商品を販売している自販機です。
おにぎりやサンドイッチなどの軽食のほかにも、飲料やお菓子・カップ麺などの幅広い商品を販売。
また立地や季節・社員のニーズに合わせて商品を変更してもらえるため、飽きてしまうこともありません。
社員の人数が多い場合は、販売内容の異なる機械を複数設置することも便利です。
株式会社セブン-イレブン「セブン自販機」
セブン自販機も、セブンイレブンの店舗で販売されている商品を中心とした、最大92アイテムを販売する自販機です。
約0.5坪のスペースがあれば設置できるので、設置スペースが十分にない場合でも設置できる可能性が高いです。
また機械の保守やメンテナンス・商品の補充などはすべて行ってもらえるため、自社内で行うことは特にありません。
機械は2台連結も可能なので、多くの商品を販売して欲しい場合にも役立ちます。
株式会社OKAN オフィスおかん(自販機プラン)
オフィスおかんとは、オフィスにいながらいつでも美味しいお惣菜が食べられる「置き型社食」サービスです。
基本的には冷蔵庫と専用ボックスでの販売を行っていますが、オフィスの形態などによっては自販機タイプも設置可能。
早朝や残業で遅くなったときも、いつでも美味しいお惣菜を楽しめます。
冷蔵庫よりも多くの商品を販売できるため、社員の人数が多い場合に特に役立ちます。
自販機コンビニはオフィスペイを組み合わせればより便利になる
自販機コンビニをより便利なものにするためには、オフィスペイの導入がおすすめです。
オフィスペイとは、自販機などに設置することで、社員証などでのキャッシュレス決済が可能になるサービスです。
自販機だけではなく、券売機や有料コーヒーマシン・無人レジなどへ設置できます。
社員証がICカードのような働きをするため、オフィスペイを取り付けた自販機に社員証を「ピッ!」とかざすだけで、簡単に商品を購入できます。
またチャージの必要もないため、「残高が足りず購入できなかった......」といったことも起きません。
次の見出しでは、自販機コンビニにオフィスペイを設置する4つのメリットを紹介します。
自販機コンビニにオフィスペイを導入する4つのメリット
<自販機コンビニにオフィスペイを導入する4つのメリット>
- わざわざ外まで買い物に出なくて済む
- 社員証で決済できるため手ぶらでOK!
- 公平な福利厚生サービスとしての運用も可能
- お茶出しにも活用できる
自販機コンビニにオフィスペイを導入した際の具体的なメリットは、上記の4つです。
以下、1つずつ詳しく解説します。
メリット①わざわざ外まで買いに出なくて済む
1つ目のメリットは、社外に買い物に行く必要がなくなることです。
自販機コンビニでは飲料や軽食だけでなく、お弁当やティッシュなどの日用品も販売しています。
そのため導入後は、わざわざ買い物のために飲食店や社外のコンビニに足を運ぶ必要がなくなります。
「会社の近くにコンビニや飲食店がほとんどなく、気軽に買い物ができない」
「忙しいのでお昼はサッと済ませたい」
このようなお悩みも、オフィスペイが設置された自販機コンビニを設置すればすべて解決します。
メリット②社員証で決済できるので手ぶらでOK!
先述の通り、オフィスペイを設置した自販機コンビニでは、社員証をICカードのように使用しての決済が可能です。
そのため買い物の際に、いちいち財布を持っていく必要もありません。
またチャージの必要もなく、給料からの天引きか回数制のどちらかを選ぶことができます。
そのため、
「残高が足りず、買いたいものを買えなかった」
「自動販売機の前まで来たが、財布を忘れてきてしまった」
などのトラブルも起きず、スムーズに買い物を済ませられます。
メリット③公平な福利厚生サービスとしての運用も可能
オフィスペイは、1人あたりの利用回数に回数制限をかけることも可能です。
よって福利厚生の一貫として無料で商品を提供する場合は、「一部の人のみが過剰に商品を購入する」といった不公平を防ぐこともできます。
さらに「成績優秀者には月○本ドリンクをプレゼント」といったように、工夫次第で福利厚生の幅を広げられることも、便利な特徴の1つです。
以下の事例では、実際に福利厚生で飲み物や軽食を提供している企業を紹介しています。あわせて参考にしていただければ幸いです。
「いまの社員証でキャッシュレス決済が可能に!低予算でキャッシュレスの自動販売機を導入するにはオフィスペイ®︎」TCエンタテインメント株式会社
メリット④お茶出しにも活用できる
来客時のお茶出しにも活用できることも、オフィスペイを導入した自動販売機のメリットの1つです。
近年は新型コロナウイルスの流行により、事前に用意したペットボトルを出したり、自動販売機を活用したりする企業が増加しています。
自動販売機を活用したお茶出しは、お客様に好きな飲物を選んでもらいやすいとのメリットがあるものの、お客様の前で現金を扱うと気を使わせてしまうなどのデメリットも存在します。
しかしオフィスペイを設置した自動販売機であれば、社員証をかざすだけで会計を済ませられるため、お客様をお待たせすることがありません。
気を使わせてしまうことなく、スムーズにお茶出しを済ませられます。
なおコロナ禍のお茶出しについては、以下の記事で詳しく解説しています。
お茶出しの代わりになる方法や、お茶出しがより便利になる方法を紹介していますので、あわせてご一読ください。
コロナ禍で来客へのお茶だしは中止?代わりになる3つの方法とは
まとめ:オフィスに自販機コンビニを導入しよう
この記事では、自販機コンビニ(ASD)と無人コンビニの違いや、導入メリットについて解説しました。
最後に、自販機コンビニの導入メリットをもう一度まとめます。
<自販機コンビニの設置メリット>
- 24時間いつでも利用できる
- 待ち時間が不要
- 感染症予防対策になる
- 人手不足の心配がない
- 少ないスペースでも設置可能
- 初期費用がかからない
- 低コストで管理できる
- 災害発生時に備品として役立つ
自販機コンビニでは多種多様な商品を販売できるため、会社の周辺にコンビニや飲食店がない場合に特に役立ちます。
また比較的低コストでの運用が可能で、感染症予防対策になる点も便利なポイントと言えるでしょう。
なお、オフィスに自販機コンビニを設置する場合は、オフィスペイの導入がおすすめです。
自販機にオフィスペイを取り付けると社員証だけでの決済が可能になるため、買い物をする際にいちいち財布を取りに行く必要がありません。
またお客様にお茶出しをする際にも、相手を待たせることなく、スムーズに買い物を済ませられます。
オフィスペイは初期費用や月額料金がかからないため、非常に導入しやすいサービスです。
自販機コンビニの導入を検討している場合は、ぜひ以下のリンクよりオフィスペイの資料をダウンロードしてみてください。
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