「社員が健康に働く」とは?4つのメリットと健康を改善する5つのアイデア
最終更新日:2021年09月20日

新型コロナウィルスの感染拡大により、企業は社員の健康管理にいっそう気を使うようになりました。
とはいえ、
「社員が健康に働くってどういう状態だろう?」
「健康を維持・改善するにはどうすればいいのだろう?」
と悩むこともあるのではないでしょうか。
そこで本記事では、「社員の健康とは何か」「社員の健康に対して会社は何ができるのか」についてお伝えしていきます。
社員が健康的に働くとは「肉体的にも精神的にもストレスの無い状態」のこと
社員が健康的に働くとは「肉体的にも精神的にもストレスの無い状態」を意味します。
ストレスなく元気に働ける社員が多ければ、会社の業務もそれだけ円滑に進むもの。
すると、
- 仕事が問題なく進み
- 売上・利益に還元される
と、会社の健康にも繋がります。
社員が健康でいることは会社にとっても重要だと言えるでしょう。
社員の健康管理は会社の義務であり責任になる
「自己責任で」といった言葉を耳にすることも多い世の中ですが、社員の健康をケアすることは会社の義務であり責任です。
労働契約法の第5条において、以下のように書かれています。
「使用者(=会社)は、労働契約に伴い、労働者がその生命、身体等の安全を確保しつつ労働することができるよう、必要な配慮をするものとする。」
出典:労働契約法
上記は「安全配慮義務」と言われ、もし労働災害が起きた時にこれを怠っていたと判断されると、賠償責任が発生します。
メンタルヘルスへの配慮も含まれるので、社員の心身含めた健康管理は、会社の義務であり責任です。
社員の健康管理をする4つのメリット
- 会社のイメージアップ
- 離職率の低下
- 医療費の削減
- 労働生産性の向上
社員の健康管理は会社にとってもメリットがあります。 ここでは、上記4つのメリットについて順番に解説していきます。
①会社のイメージアップ
社員の健康管理に力を入れている会社に対して、世間はどのように考えるでしょうか?少なくとも批判する人はほとんどいないはずです。
それどころか、自社の従業員を大切にする会社という印象が広まり、会社としてのイメージアップにつながります。
②離職率の低下
社員の健康管理ができている会社であれば、社員は健康面での不安がなくなります。会社に対する不満も少なくなるため、結果的に社員の離職率ダウンに繋がるのです。
逆を言えば、肉体的・メンタル的に健康不安がある場合、離職率は高まることを意味します。
「業務のしすぎで体調を崩した」
「会社での人間関係がしんどい」
このような状態では、社員の定着が難しいのも想像できるのではないでしょうか。
③医療費の削減
社員の健康が損なわれると、通院の回数が増えるのと同時に、健康保険組合などを通じて会社が負担すべき医療費も増えてしまいます。
健康には替えられないとはいえ、医療費の増大は避けたいもの。何より健康問題での離職や退職はトラブルにも繋がりやすいため、可能な限り避けるべきです。
④労働生産性の向上
生産性高く働くためには、社員の健康は必須と言っても過言ではありません。
社員が心身ともに健康でいることにより、不安なく業務に集中できます。
提案やアイディアも生まれやすく、会社全体としても社員個人としても労働生産性が向上することに繋がります。
社員の健康を改善する5つのアイデア
- ストレスチェックを実施する
- 残業時間を改善する
- 労働環境を改善する
- 社員にも健康知識を周知する
- 福利厚生をより充実させる
社員の健康を維持し改善するために、会社側で実施できるアイデアとして上記の5つを紹介していきます。
なお、「定期的な健康診断」については会社の義務であるため、本項では省きました。
①ストレスチェックを実施する
ストレスチェックを行うことも健康管理に効果的です。
ストレスチェックとは、産業医などと協力して質問リストを作成し、社員が答えることでストレス状態を確認するテストを意味します。
無自覚にストレスを感じ無理してしまっている社員にとっては、ちょうどいいブレーキの役目を果たすことになります。
②残業時間を改善する
残業時間を改善することも健康改善につながる施策の一つです。
ついつい働きすぎてしまったり、仕事が終わらず残業したりしてしまう社員もいることでしょう。
頑張るのはいいことですが、何事もやり過ぎは身体によくありません。
労働基準法でも定められている月45時間のラインは少なくとも下回るよう、仕組み化して改善しましょう。
③労働環境を改善する
社員が日常的に使う場所を整備し、労働環境を常に改善するのも間接的に健康改善に繋がります。
具体的には、
- オフィスのレイアウトを整える
- オフィスの掃除・消毒を業者に依頼する
- 日常的に使用する備品を新品に保つ
- 備品の保管場所を分かりやすく整える
- PCやソフトウェアは古すぎるものを使わない
などです。
職場に行くことが嫌になってしまっては良い仕事はできません。
職場にいる社員が快適に過ごせるように環境を整備することは、会社として必要なことです。
④社員にも健康知識を周知する
会社が健康管理を推奨していても、社員と意識を情報共有できなければせっかくの情報が活かされません。
総務など健康管理を担当する部署は、社員に対して定期的に健康管理の知識を周知するのがいいでしょう。
また、周知することで「社員の健康を大事にしている」とも感じてもらえる可能性もあります。
⑤福利厚生をより充実させる
社員が健康を維持・改善するための補助となる福利厚生の充実も健康改善に影響します。
例えばやスポーツクラブの優待、出張マッサージなど。直接身体を癒すようなものだけでなく、レジャー施設の割引など心を癒すサービスも効果的です。
誰でも幅広く利用できるような福利厚生があれば、社員本人だけでなくその家族にも会社に対する愛着や感謝が生まれるはずです。
労働環境の改善・福利厚生の充実にオフィスペイがおすすめ
会社で働く方にとって、オフィスは1日の半分以上を過ごす重要な場所。労働環境の改善や福利厚生の充実は、社員にとって非常に大切な要素です。
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オフィスペイとは、自販機や券売機に取り付けることで、社員証でキャッシュレス決済を可能にするシステムです。
社員証を「ピッ」とかざすだけで、決済が完了するので、購買の時間やストレスが大幅に削減されます。
社員食堂の券売機に設置すれば、食券の購入もスムーズに。「昼になると券売機の前に行列ができる」といった状況も回避できます。
使った金額は給与天引きにすることも、会社側が負担することもできます。
そのため、
- 社員食堂で毎月〇〇円分の食事補助
- 成績優秀者にはドリンク〇本サービス
- 残業時間には軽食サービス
などの福利厚生を提供することも可能です。
このように、社員の健康サポートにも効果的なオフィスペイ。
初期費用・月額費用は無料(※条件あり)のため、ご興味がある方は公式サイトから資料をダウンロードしてみてください。
まとめ:社員の健康を促進して生産性を向上しよう
会社にとって社員の健康管理はとても重要です。社員が心身ともに健康でいてくれるように会社の制度を整えれば、
- 業務が滞りなく進む
- 会社のイメージアップに繋がる
- 医療費などコスト削減ができる
- 労働生産性が向上する
などのメリットがあります。
また、健康を改善する方法として、以下の5つを紹介しました。
- ストレスチェックを実施する
- 残業時間を改善する
- 労働環境を改善する
- 社員にも健康知識を周知する
- 福利厚生をより充実させる
社員の健康が会社の健康に繋がり、業績にも大きく利益をもたらすことでしょう。この機会に社員の健康改善を進めてみませんか?
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