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キャッシュレスで決済する無人コンビニ2種類とは?特徴をまとめてみた

コラム
記事掲載日:2020年11月29日
最終更新日:2021年10月29日

世界的に注目されている「無人コンビニ」ですが、キャッシュレス決済が可能な福利厚生としても人気のあるサービスです。

「無人コンビニってどんなサービス?」
「特徴やメリット・デメリットは?」

などの疑問がある方もいるのではないでしょうか?

そこでこの記事は、上記のような方に向けて、以下のことをまとめました。

  • 2種類ある無人コンビニそれぞれの特徴・メリット・デメリット
  • オフィスにおすすめの無人コンビニと導入のポイント

初心者にもわかるようお伝えしていくので、ぜひご一読ください。

無人コンビニの導入に興味がある場合は、ぜひGMOフィナンシャルゲートにご相談ください。

・無人コンビニの導入・運営ノウハウ
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これらについて相談に乗ることができます。お気軽に以下のフォームからご連絡ください。

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目次

キャッシュレスで決済する2種類の無人コンビニ

キャッシュレスで決済する2種類の無人コンビニが登場!

無人コンビニは、レジスタッフがおらず決済は基本的にキャッシュレスです。無人コンビニは大きく分けると、以下の2種類の形態があります。

<キャッシュレスで決済する2種類の無人コンビニ>
  1. 【実店舗型】セルフレジで会計する無人コンビニ
  2. 【設置型】オフィスやマンションに設置する無人コンビニ

キャッシュレスで決済する点は共通ですが、この2つは全く違うと言っても過言ではありません。それぞれどのようなサービスか解説します。

①【実店舗型】セルフレジで会計する無人コンビニ

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実店舗型はファミリーマートやセブン-イレブンのようなコンビニが、そのまま無人になったようなイメージです。

例えば、アメリカでAmazonが展開している店舗「Amazon Go」が、実店舗型の無人コンビニに該当します。日本でも店員がいないコンビニが、実験的に導入されています。

ただし無人コンビニと言っても、現状は完全に無人化が成功しているわけではありません。バックヤードに人がいたり、案内人がいたりと誰かしら常駐しています。

「Amazon Go」でも実際は品出し兼案内担当がいるのが現状です。

センサーで在庫管理をして、規定量になれば自動で発注がかかるシステムも開発されつつあります。ですが、完全な無人化はまだまだ課題があるようです。

②【設置型】オフィスやマンションに設置する無人コンビニ

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出典:オフィスファミマ

一方で、設置型の無人コンビニもあります。

実店舗を無人化するのとは違い、設置型は最初から無人で運用することを前提として生まれたサービスです。

街のような広い区画をターゲットにする実店舗型と違い、設置型の無人コンビニのターゲットはもっと限定的です。

例えば、オフィスやマンションのような建屋で人気があります。ユーザーの声を考慮してくれる業者が多いため、品揃えはニーズに合ったものに調整することも可能です。

オフィスの従業員やマンションの住人で、外出せずとも購入できる点が人気を博しています。

実店舗型無人コンビニのメリット・デメリット

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実店舗型の無人コンビニは世界的にもまだ例が少なく、日本でも実験段階を抜け出ていません。

現段階のメリット・デメリットは、以下のように考えられています。



メリット

デメリット

  • 人件費を削減できる
  • 店員は他の業務に専念できる
  • 利用者のストレスがなくなる
  • 利用者の購買データを分析できる
  • 万引きがなくなる
  • 完全な無人化は難しい
  • 初期コストがかかる
  • 在庫管理が難しい
  • スマホが必須になる

簡単に紹介しますね。

実店舗型無人コンビニのメリット5つ

実店舗型無人コンビニのメリットは、以下の5つです。

<実店舗型無人コンビニのメリット>
  1. 人件費を削減できる
  2. 店員は他の業務に専念できる
  3. 利用者のストレスがなくなる
  4. 利用者の購買データを分析できる
  5. 万引きがなくなる

セルフレジを導入することで、レジを打つ作業が不要になります。他の業務に専念できるため、人件費がかかりません。

おつりの受け渡しができないので必然的にキャッシュレス決済となり、レジで混雑する状態は激減します。

(ただし、ローソンの試験的な無人店舗「スマート店舗」では現金決済も可能でした。)

無人化の最終的な目標は、セルフレジさえもなくすことと考えられています。

利用者が商品を手に取って、そのまま退店するだけで精算が完了している状態。そうなれば万引きという概念がなくなります。

もちろん利用者も買い物の時間が大幅に短縮することが可能です。お店側にとっても利用者にとっても、大きなメリットですね。

実店舗型無人コンビニのデメリット4つ

実店舗型無人コンビニのデメリットは、次の4つです。

<実店舗型無人コンビニのデメリット>
  1. 完全な無人化は難しい
  2. 在庫管理が難しい
  3. 初期コストがかかる
  4. スマホが必須になる

実店舗型でお店から完全にスタッフがいなくなるのは、まだまだ難しいようです。様々な理由がありますが、在庫管理が難しいことが挙げられます。

管理システムの開発も進んではいますが、まだまだ完全な対応はできていません。

また現状は商品にICタグを導入したり、カメラやセンサーを設置したりする必要があり、多額のコストがかかります。

そのため参入障壁の高さは、まだまだ解消されていないようです。

海外の無人コンビニやローソンの無人店舗では、スマホとアプリを使って入店と商品の管理を行っています。

スマホが必須となれば、持っていない人やスマホに疎い人にとって高いハードルです。

これらのデメリットのいくつかが解消されるだけでも、かなり便利なサービスになりそうですね。

設置型無人コンビニのメリット・デメリット

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同じ無人コンビニでも、設置型は実店舗型とかなり違います。



メリット

デメリット

  • 24時間利用できる
  • 運営は業者任せで、管理はほぼ不要
  • 災害時の非常食品になる
  • 現金支払いの場合、未払いがあってもわからない
  • 売り切れてもすぐに補充できない

デメリットについては、実店舗型と少し似ていますね。詳しく解説します。

設置型無人コンビニのメリット3つ

設置型無人コンビニのメリットは以下の3つです。

<設置型無人コンビニのメリット>
  • 24時間利用できる
  • 運営は業者任せで、管理はほぼ不要
  • 災害時の非常食品になる

コンビニと名前がつくだけあって、24時間の利用が可能です。しかもレジがないので、スタッフを配置する必要がなく、負担をかけることもありません。

オフィスはもちろん、24時間稼働している工場や、たくさんの人が生活するマンションなどに効果的ですね。

保守管理や商品管理も業者がすべてやってくれるので、導入企業側は特に何もする必要がありません。

業者によっては利用者から直接品揃えにリクエストできるため、その点も企業側はメリットです。

設置型無人コンビニのデメリット2つ

設置型のデメリットは、たった2つです。

<設置型無人コンビニのデメリット>
  • 現金払いの場合、未払いがあってもわからない
  • 売り切れてもすぐに補充できない

設置型無人コンビニでは、決済方法に現金払いが選べる業者もあります。

現金払いの場合、集金用のボックスが設置されて、商品と引き換えにお金を入れることがほとんど。未払いでも持ち出せてしまう場合があるのが問題点です。

また商品が売り切れても、業者が次に補充にするまではそのままの状態です。

業者は売り切れに配慮して補充ペースを構築しますが、それでも売り切れる可能性は十分にあります。

どんなに便利なシステムでも、商品がなければ利用者は不満を感じるかもしれませんね。

導入企業側で在庫を持たせてくれる場合もあるので、不安な場合は業者に相談してみるのがおすすめです。

オフィスに導入するなら設置型無人コンビニがおすすめ

オフィスに導入するなら設置型無人コンビニがおすすめ

オフィスに福利厚生として、食事サービスを導入するとき多くの選択肢が考えられます。現在では新進気鋭とも言える、設置型無人コンビニがおすすめです。

他の選択肢としては、社員食堂が考えられます。しかし社員食堂は導入費用が高額な上に、場所がなければ物理的に不可能です。

そのため、資金やスペースに余裕がある企業でなければ向いていません。

一方、設置型無人コンビニは、省スペースでありながら商品の種類が豊富です。導入費用も社員食堂と比べれば圧倒的に安価なので、気軽に導入できます。

お菓子も取り扱っているので、軽い休憩やデスクワークのお供として利用することも可能。モチベーションアップやパフォーマンス向上にも貢献してくれます。

設置型無人コンビニの導入時に検討すべき4つのポイント

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設置型無人コンビニを導入するとき、以下のように検討しておくとよい4つのポイントがあります。

<設置型無人コンビニの導入時に検討すべきポイント>
  1. 費用はかかるのか
  2. 品揃えはどう決まるのか
  3. 利用条件はあるのか
  4. 決済方法は何に対応しているのか

業者によって変わるところが多いですが、おさえておくと失敗することは少ないでしょう。簡単に解説しますね。

①費用はかかるのか

初期費用はかからない業者が多いです。初期費用が必要な業者もありますが、月額利用料が実質0円になるプランもあります。

ただし電気代のようなランニングコストは、導入企業が払う必要があります。費用面で導入は可能なのか、会社の予算に合わせて検討してみてください。

②品揃えはどう決まるのか

基本的にどの業者も、売上を鑑みて補充ペースや取り扱う商品を決めてくれます。

もちろん導入企業側が決めることもできますし、業者によっては利用者本人がアプリを使ってリクエストすることも可能です。

実店舗型無人コンビニと比べて品揃えはどうしても少なくなるので、どの業者も工夫しているようです。

③利用条件はあるのか

業者によっては利用するための条件が決められているケースがあります。

ほとんどの場合は人数が利用条件として設定されていますが、条件がない場合もあります。

そのため導入したいサービスに「人数〇人以上が設置条件」などの利用条件があるか、確認してみてください。

相談すると融通を利かせてくれる業者もあるので、まずは相談してみるとよいでしょう。

④決済方法は何に対応しているのか

キャッシュレスに対応している業者がほとんどで、現金払いが可能な業者もあります。

対応しているキャッシュレス決済は、クレジットカードと電子マネーが多いです。バーコード決済に対応している業者もあるので、確認してみてください。

国がキャッシュレス化を進めているこのご時世、できれば現金決済のみは避けた方が不満は生まれにくいでしょう。

ちなみに、上記の決済方法以外にも、オフィスに導入することでさらに便利なキャッシュレス決済があるので次の項で紹介します。

「オフィスペイ」を導入すると無人コンビニがキャッシュレス対応可能に

「オフィスペイ」を導入すると無人コンビニがキャッシュレス対応可能に

オフィスペイは、無人コンビニや自販機などに設置することでキャッシュレス決済を対応可能にするサービスです。

最大の特徴が「社員証での決済も可能になる」ということ。

新しいカードを発行する必要はありません。常日頃から持っている社員証を決済に使えるため、従業員としても社内での買い物が断然楽になります。

設置費用も月額費用も無料(※条件あり)のため、興味があればお気軽に公式サイトを覗いてみてください。

>>オフィスペイの公式サイトを見る

>>社員証で決済できるメリットを詳しく見る

まとめ:キャッシュレスで無人コンビニを利用して、従業員の満足度を上げよう!

キャッシュレスで無人コンビニを利用して、従業員の満足度を上げよう!

一般的に無人コンビニと言えば、実店舗型をイメージする方が多いと思います。

しかしコンパクトな設置型の無人コンビニも普及が進んでおり、おもにオフィスや工場、病院などで人気です。

設置型無人コンビニにもデメリットはありますが、上記のような場所に無人店舗を導入するのであれば、設置型のほうが適しているでしょう。

もし

「無人コンビニの導入についてアドバイスがほしい」
「POSレジやプリンタなど、無人コンビニに必要なソリューションを探している」

という場合は、ぜひGMOフィナンシャルゲートにご相談ください。

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