キャッシュレス決済のおすすめ12選!還元率を重視した1位はコレ
最終更新日:2021年10月24日
キャッシュレス決済が推進されている現在、日本には数多くのキャッシュレスアプリやクレジットカードが存在します。
ただどのサービスもポイント還元などを行っているため、
「結局どのサービスを選べばいいの?」
「カードを発行したいけど、ありすぎて迷ってしまう」
とお悩みの方も多いのではないでしょうか。
キャッシュレス決済をお得に活用するには、ポイント還元率やサービス内容に注目して選ぶことが重要です。
この記事では、キャッシュレス決済について迷っている方に向けて、
- キャッシュレスアプリのおすすめランキング
- クレジットカードのおすすめランキング
- キャッシュレス決済のメリット・デメリット(利用者・店舗側両方)
といった内容について詳しく解説します。
自分に合ったキャッシュレス決済サービスの選び方についても紹介しますので、ぜひ最後までご一読ください。
キャッシュレスアプリおすすめ比較ランキング7選
サービス名 | ポイント還元率 | おすすめ度 |
楽天ペイ | 1〜2.5% (支払い方法による) |
★★★★★★ |
d払い | 0.5〜2.5% (支払い方法による) |
★★★★★☆ |
PayPay | 0.5〜1.5% (PayPayステップ) |
★★★★☆☆ |
au PAY | 0.5~1.5% (基本0.5%。au PAY カードからのチャージで1.5%) |
★★★★☆☆ |
FamiPay | 0.5~1.5% (チャージは0.5%、Tカードからのチャージ・決済で1.5%) |
★★★☆☆☆ |
LINEPay | 0.5% | ★★☆☆☆☆ |
メルペイ | 原則ポイント還元なし | ★☆☆☆☆☆ |
まずは、数あるキャッシュレス決済の中でもキャッシュレスアプリを紹介します。
ポイント還元率を考慮して、主要サービス7つを1位から紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
1位:楽天ペイ
おすすめ度 | ★★★★★★ |
ポイント還元率 | 楽天ペイと紐付けた支払い方法による
|
特徴 |
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楽天ペイは、上記の7つのサービスの中では最も還元率の高いキャッシュレスアプリです。
楽天カード以外でのチャージ方法でも、利用金額の1%が還元されます。
最も高い還元率は2.5%で、楽天カードからのチャージでの1.5%+楽天ポイントカードの提示により、より多くのポイントを貯めることができます。
楽天ポイントカードは楽天ペイアプリで表示できるので、他にアプリをダウンロードしたり、カードを持ち歩いたりする必要もありません。
1つだけ欠点を挙げるとすれば、楽天ポイントを貯めるには、楽天カードまたは楽天銀行の口座を所持する必要があることです。
楽天カード以外のクレジットカードでチャージを行うと、各カード会社のポイントのみ付与され、楽天ポイントは貯まりません。
ただ楽天ポイントやフリマアプリのラクマの売上からのチャージでも1%以上のポイントが貯まります。
楽天カードや楽天銀行を普段から利用している方はもちろん、楽天系のサービスの利用機会が多い方に特におすすめです。
2位:d払い
おすすめ度 | ★★★★★☆ |
ポイント還元率 |
d払いと紐付け支払い方法による
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特徴 |
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d払いは、支払い方法にdカードを設定することで、還元率が最高で2.5%にもなる高還元率のキャッシュレスアプリです。
基本のポイント還元率は0.5%と一般的ですが、dポイントカードの提示だけでも0.5%高めることができます。
よってdカードを所持していなくても、1.0%のポイント還元を受けることも可能です。
dポイントは、ローソンやマクドナルドなどの店舗だけでなく、dアニメストアやdTV、dブックといったドコモのサービスでも使用できます。
dポイントの利用可能店舗は徐々に増加しているため、dカードを所持していない場合や、ドコモ以外を契約している場合にもおすすめのサービスです。
3位:PayPay
おすすめ度 | ★★★★☆☆ |
ポイント還元率 |
PayPayステップによるステージ制(最大1.5%)
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特徴 |
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PayPayのポイント還元率は、「PayPay STEP」と呼ばれるやや複雑なポイント制度によって変化することが特徴です。
PayPay STEPは、PayPayやYahoo!ショッピングなどの対象サービスの利用状況に応じて、ポイント付与率が変化する制度のことです。
PayPayの基本のポイント還元率は0.5%で、条件を満たすことで、最大1.5%のポイント還元を受けられます。
ただその条件は簡単には達成できないもので、普段からYahoo!ショッピングなどの対象サービスの利用が必須と言えます。
詳しい条件については、以下を参考にしてください。
- PayPayで月に300円以上の支払いを30回以上行い、かつ5万円以上を達成⇒+0.5%
- 「対象サービス利用」「Yahoo!プレミアム会員登録」「Yahoo!JAPAN ID連携」と上記の条件達成⇒+0.5%
Yahoo!プレミアム会員登録とアカウント連携は簡単に行えますが、その他の条件は毎日のようにPayPayを利用する必要があるため、かなりハードルが高いです。
よってPayPayの使用頻度がそれ程多くない人の場合は、還元率は0.5%と考えた方がよいでしょう。
ただPayPayは「日常的に使用しているキャッシュレスアプリ」の中で、大変高い37.2%もの利用率を得ています(※)。
そのため利用者が多く、割り勘機能などで周囲のPayPayユーザーと送金をしたい場合に特におすすめです。
※参考:「PayPayの利用率、既にクレカに次ぐ 調査で分かった新事実」
3位(同率):au PAY
おすすめ度 | ★★★★☆☆ |
ポイント還元率 |
0.5~1.5%
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特徴 |
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もう1つの3位はau PAYです。
基本の還元率は0.5%とあまり高くありませんが、クレジットカードのau PAYカードを使ってチャージすると、ポイントが1%付与されます。
よってau PAYカードを所持している方にとってはポイント還元率が常時1.5%となり、特典の大きいキャッシュレスアプリと言えるでしょう。
ただ最高還元率1.5%はPayPayと同じため、どちらにしようか迷う方も多いかもしれません。
PayPayにて還元率1.5%にするには様々なサービスを利用する必要があるため、au PAYカードを所持している場合や、Pontaポイントをメインで貯めている場合は、au PAYがおすすめです。
5位:FamiPay
おすすめ度 | ★★★☆☆☆ |
ポイント還元率 | 0.5% |
特徴 |
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FamiPayは、この記事で唯一コンビニが提供するキャッシュレス決済サービスです。
オリジナルのポイント制度ではなく、以下の3つのポイントを貯められることが特徴です。
- dポイント
- 楽天ポイント
- Tポイント
貯まるポイントはdポイントや楽天ポイントなど使える店舗が多いものばかりなので、ポイントの使い道に困ることもありません。
ファミリーマート以外にも、ドラッグスギヤマやヤマダ電機などの他の店舗でも使用可能です。
ファミリーマートや対応店をよく利用する場合は、検討をおすすめします。
6位:LINE Pay
おすすめ度 | ★★☆☆☆☆ |
ポイント還元率 | 0.5% |
特徴 |
|
LINE Payは、チャットアプリで有名なLINEが提供するペイサービスです。
以前はポイントクラブ制度と呼ばれるステージ制度により高還元率を狙うことができましたが、ポイント制度の変更により、以前と同様のポイントを獲得することが難しくなりました。
よって付与されるLINEポイントは一律0.5%となり、ペイサービスとしては一般的な還元率と言えます。
ただPayPayと同様にユーザー間の送金機能などの便利な機能もついているので、周囲に使っている人が多い場合はおすすめです。
7位:メルペイ
おすすめ度 | ★☆☆☆☆☆ |
ポイント還元率 | 原則ポイント還元なし |
特徴 |
|
フリマアプリで有名な、メルカリが提供するキャッシュレス決済サービスです。
他のアプリと大きく異なる点は、ポイント還元がないことです。
支払いに使用しても、基本的に支払った分に対するポイントが付与されることはありません。
ただメルペイはフリマアプリのメルカリと連携しているため、メルカリの売上金を使用できます。
よって購入したものをメルカリで売って次のものを購入できるため、メルカリユーザーにとっては得が大きいペイサービスと言えます。
また期間限定で20%還元などのキャンペーンを開催している時もあるので、更にお得に利用したい場合は、キャンペーンのチェックを欠かさずに行うことがポイントです。
クレジットカードおすすめ比較ランキング5選
クレジットカード名 | ポイント還元率 | おすすめ度 |
dカード GOLD | 1〜4.5% ※dカード ポイントUPモールを経由する場合10.5% |
★★★★★★ |
JCB CARD W | 1〜5.5% | ★★★★★☆ |
リクルートカード | 1.2〜4.2% | ★★★★☆☆ |
楽天カード | 1〜3% | ★★☆☆☆☆ |
三井住友カード |
0.5~5% ※5%はタッチレス決済利用時のみ |
★☆☆☆☆☆ |
次に、キャッシュレスアプリと同じく人気の高いおすすめのクレジットカードを紹介します。
ポイント還元率を考慮して、主要サービス5つを1位から紹介します。
1位:dカード GOLD
おすすめ度 | ★★★★★★ |
ポイント還元率 | 1〜4.5% ※dカード ポイントUPモールを経由する場合10.5% |
特徴 |
|
dカード GOLDは、特典が多くポイント還元率も高いクレジットカードです。
ゴールドカードなので年会費として11,000円が発生しますが、ドコモユーザーやドコモのサービスの利用頻度が多い場合は、年会費以上のポイントを獲得することも可能です。
中でも注目はd払いの支払い方法に設定すると、dポイントの2重取りが可能になることです。
店舗では1.5%還元・ネットショップでは2.0%還元となり、他の方法でチャージした場合と比べて、より多くのポイントを得られます。
ドコモのサービスの利用頻度が多い場合や、d払いをメインで利用している場合におすすめです。
2位:JCB CARD W
おすすめ度 | ★★★★★☆ |
ポイント還元率 | 1〜5.5% |
特徴 |
|
JCB CARD Wは、ポイント還元率が非常に高いことが特徴のクレジットカードです。
通常のJCBカードの2倍のポイントが貯まるほか、スターバックスやセブンイレブンなどの対象店舗での利用で、還元率が更にアップします。
ただ大変魅力的なカードではあるのの、入会可能な年齢に制限がある点には注意が必要です。
JCB CARD Wは39歳までに申込む必要があり、40歳をすぎると発行できません。
しかし一度発行すれば40歳以降も引き続き使用できるため、カード利用でお得にポイントを貯めたい場合は、期限までに申し込んでおくとよいでしょう。
受付可能年齢内で、対象店舗の利用が多い場合におすすめです。
3位:リクルートカード
おすすめ度 | ★★★★☆☆ |
ポイント還元率 | 1.2〜4.2% |
特徴 |
|
リクルートカードは、基本の還元率が1.2%とやや高めで、ポイントが貯まりやすいクレジットカードです。
貯まるポイントは「リクルートポイント・dポイント・Pontaポイント」の中から選べるため、せっかく貯めたポイントの使い道に困ることもありません。
また月間30,000円までの電子マネーのチャージでも100円につき1.2ポイントが貯まるので、電子マネーの利用機会が多い場合にも便利です。
さらに最高2,000万円の海外旅行保険やショッピング保険も付帯するため、持っていて損の無いカードと言えるでしょう。
4位:楽天カード
おすすめ度 | ★★☆☆☆☆ |
ポイント還元率 | 1〜3% |
特徴 |
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楽天カードは、楽天市場で有名な楽天グループのクレジットカードです。
比較的ポイントを貯めやすいことが特徴で、普段の買い物でも100円につき1ポイントが貯まるほか、楽天市場での買い物では常に3倍のポイントが貯まります。
また貯まったポイントを月々の支払いに使えることも、嬉しい特徴の1つです。
楽天ポイントは1ポイント=1円として利用できるため、たとえば12,000円の請求金額のうち、2,000円をポイントで支払い、残りの10,000円を現金で払うことも可能です。
これから楽天グループのサービスを利用したいと考えている場合はもちろん、普段から楽天市場の利用機会が多い場合にぴったりのカードです。
5位:三井住友カード(NL)
おすすめ度 | ★☆☆☆☆☆ |
ポイント還元率 | 0.5〜5% |
特徴 |
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三井住友カード(NL)は、カードの表面に番号が印字されていないことが特徴のクレジットカードです。
貯まるポイントは「Vポイント」と呼ばれる三井住友カードオリジナルのポイントですが、貯まったVポイントはオンラインギフトカードや航空会社のマイレージなど、好きなものと交換できます。
基本の還元率は0.5%と低めなものの、
- 特定の店舗でいつでもポイントが2倍になる制度
- ファミリーマートなどの店舗での利用(タッチ決済)でポイントが最大10倍になる制度
などのポイントが貯まりやすい制度が揃っており、使い方次第では効率よくポイントを貯められます。
コンビニやマクドナルドなどの指定店舗の利用機会が多い場合に特におすすめです。
キャッシュレス決済はどれがいい?お得な選び方
どのキャッシュレス決済を使用するべきか迷った際は、以下のポイントへの注目がおすすめです。
- ポイント還元率
- 貯まるポイントの種類
- 利用可能店舗
キャッシュレス決済を選ぶ際に最も注目したい点は、ポイントについてです。
ポイント還元率や貯まるポイントの種類は、各キャッシュレスサービスによって大きく異なります。
そのためサービス内容を確認せず、人気だからといった理由で選ぶと、あまり恩恵を受けられないかもしれません。
たとえばポイント還元率が非常に高いサービスでも、自分が使わないポイントであれば、貯める意味がなくなってしまいます。
またサービスによっては利用できる店舗が限られてしまうため、せっかく登録しても使えないこともあり、事前の確認が欠かせません。
サービスがありすぎて迷った際には、上記の3点を意識してみてください。
キャッシュレス決済のメリット・デメリット
キャッシュレス決済は大変便利ですが、デメリットも存在します。
ここでは、キャッシュレス決済のメリット・デメリットについて、消費者側と店舗側の両方を説明します。
【消費者側】メリット・デメリット
消費者側の大きなメリットとしては、現金を持ち歩かず買い物に行けることです。
スマートフォンやスマートウォッチ・クレジットカードさえあれば会計を済ませられるので、小銭やポイントカードが入った重い財布を携帯する必要がありません。
また現金払いの際にはもらえなかった、多くのポイントが付与されることもメリットの1つです。
さらにお金を触らなくてよいため、感染症対策になることもメリットと言えます。
一方デメリットとしては、浪費の危険性が挙げられます。
現金で支払うと使ったお金を目視できますが、キャッシュレスはお金を使った感覚が薄いため、使いすぎてしまう可能性が高くなります。
普段から浪費しやすいタイプの場合は特に、家計簿アプリとの連携や利用金額のこまめな把握が重要です。
【店舗側】メリット・デメリット
店舗側の大きなメリットは、レジ業務が効率的になり、会計処理に関するミスが軽減することです。
キャッシュレス決済の場合は、お客さんのスマホのQRコードを読み込む、カードを専用機器に通すなどの簡単な作業により、レジ作業を完了できます。
そのためお釣りの渡し間違いなどのミスが減り、結果としてスタッフの負担軽減にもつながるでしょう。
一方デメリットとしては、導入費用などのコストの発生が挙げられます。
キャッシュレス決済に対応するには、専用端末を後付けしたり、レジを交換したりといった手間やコストのかかる作業が必要になります。
よってレジの変更等に応じてスタッフの教育も必要となるため、スタッフが慣れるまでに時間がかかる点もデメリットと言えます。
ただし安定後はスタッフ・お客さん双方が楽になるため、必要な時間として割り切ってしまうことがおすすめです。
【企業向け】オフィスや事務所でもキャッシュレス決済を可能にするサービスがある
ここまで、おすすめのキャッシュレス決済や、キャッシュレス決済の選び方について解説しました。
現在キャッシュレス決済は大きな注目が集まっており、オフィスや事務所内での支払いにもキャッシュレス決済が可能になるサービスが存在します。
支払い方法は、クレジットカードや交通系電子マネー・社員証等で、休憩時にわざわざ財布を持って行く必要もありません。
また社員証で決済した場合、給料天引きでの精算が可能なほか、金額を指定して、会社側が福利厚生の一貫として費用を負担することも可能です。
たとえば、
- 毎月社員食堂で一定金額の食事補助を行う
- 成績優秀者はドリンクを◯本無料にする
など、活用方法は自由自在です。
以下の記事では、実際にキャッシュレス決済が可能な自販機を導入した企業の感想を紹介しています。
社内の決済サービスに興味がある場合は、ぜひご一読ください。
>>「 社員証・クレジットカード・電子マネー すべての決済が可能なサービスはオフィスペイ®︎だけだった」株式会社Belong
まとめ:比較の結果、キャッシュレスのおすすめ1位は楽天ペイとJCB CARD W!
この記事では、おすすめのキャッシュレスアプリとクレジットカードを、ランキング形式で紹介しました。
ランキングの基準は2021年現在のポイント還元率なので、ランキング上位のサービスを利用するほど、多くのポイントを貯められます。
キャッシュレス決済サービスのポイント制度は複雑なことも多いものの、普段から利用しているサービスのキャッシュレス決済であれば、お得にポイントが貯まることは多いです。
これからキャッシュレス決済を利用したい場合は、
- キャッシュレスアプリ:楽天ペイ
- クレジットカード:JCB CARD Wまたはdカード GOLD
を検討してみてください。
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