社員食堂が有名な企業3つの事例&おすすめ運営会社5選
最終更新日:2020年12月20日

「社員食堂を企業に導入したいけど、導入方法がわからない」
「おすすめの社員食堂が知りたい」
このようなお悩みはありませんか?
実際に社員食堂を導入している企業では、社員のチーム意識が高まったり、社員同士のコミュニケーションが増えるなど、前向きな声も多いです。
この記事では、社員食堂の人気の理由や事例、導入方法について紹介します。社員食堂の導入を検討しているのであれば、ぜひ参考にしてください。
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なぜ企業が社員食堂に注目するのか
なぜ企業が社員食堂に注目するのでしょうか?それは、食に力を入れれば社員の採用率や定着率の向上、モチベーションアップに繋がるためです。
少子高齢化などの社会的問題により、働き手が少しずつ減少しています。働き手が減ると起きる問題は、人材採用に苦戦すること。
人材採用に苦戦する企業は今後増える可能性が高く、どう人材を確保するかが重要です。
そしてそのために、今企業で働いている人の定着化を目指そうと「食」の福利厚生に企業が注目しています。
社員食堂の導入事例3選
- ヤフー株式会社
- エイベックス株式会社
- ドワンゴ
それではここからは実際に社員食堂を導入している企業をご紹介します。各企業によって、導入の意図や目的が違うため、そちらに注目して見ていきましょう。
①ヤフー株式会社
出典:社食ドットコム
ヤフーでは、レストランを「BASE」、カフェを「CAMP」と名付けています。
ヤフーは仕事をひとつの山だと捉えています。仕事で高い目標を達成するために、ベースキャンプで食事を行う。
そして、食事だけでなく「コミュニケーションを通じて、団結力が芽生える」など、様々な狙いがあります。
社員食堂は11階と17階の2フロアで運営されており、11階は社員専用食堂。17階は外部にも解放しており、一般の方でも利用が可能です。
また昼食の提供のみではなく、朝食や夕食の提供もしているため、1日に3,000人程度の利用者がいます。
参考:https://about.yahoo.co.jp/hr/linotice/20191220.html
②エイベックス株式会社
出典:社食ドットコム
エイベックスは、港区青山のオフィスの17階にアメリカ西海岸をイメージした食堂を展開しています。
ホテルラウンジ、広場、カフェなど6つのエリアに分けられており、様々なシーンごとに利用できるようになっています。
朝10時から19時までオープンしており、食堂の利用は12時から16時。
その他の時間では、カフェとしての利用やミーティングなど、社内だけなく、社外の打ち合わせも可能。
夜の業務時間外には、従業員がお酒を飲めるイベントを開催するなど、食堂以外の用途でも利用もされています。
またフリーアドレス制を導入しており、電源、Wi-Fiを完備。17階の景色を眺めながら仕事ができるため、社員に人気のスポットになっています。
③株式会社ドワンゴ
出典:SOUND DESIGN
ドワンゴの社員食堂は「自然に足を運ぶ社員食堂」をテーマに設計されました。
以前までは社員が社員食堂に足を全く運ばなかったそうです。そこでドワンゴは社員食堂に力を入れようと、インテリアにこだわったり、音楽を流すようにしました。
するとどんどん利用者が増え、会話が弾む空間へと変わっていったそうです。
またカフェテリアの周りにあえて会議室を隣接させ、マスキング効果を狙いました。
※マスキング効果とは、2つの音が鳴っている時に、片方の音にもう一方の音がかき消され聞こえなくなる現象のこと
その結果、声が漏れない空間を作り出すことに成功し、従業員の満足度の向上に繋がったそうです。
参考:https://sound-design.usen.com/casestudy/dwango.html
社員食堂はどうやって運営する?導入までの6ステップ
- 社員のニーズを確認する
- 社員食堂設営の場所を確保する
- 運営方法を選ぶ
- 社員食堂の費用を検討する
- 精算方法を決定する
- 利用する社員食堂を決定する
社員食堂をいざ運営しようと考えても、導入方法がわからなければ困ってしまいますよね。
そこで、ここからは社員食堂の運営方法と導入までのステップを6つに分けてご紹介します。
①社員のニーズを確認する
社員食堂の導入でまず一番最初にすべきことは、社員のニーズの確認。
もし導入したとしても、社員が必要ないと感じてしまった場合は、その投資は無駄になってしまうかもしれません。
社内アンケートを取るなど、必ず社員の声を聞くようにしましょう。
②社員食堂設営の場所を確保する
社員食堂は必ずスペースを確保する必要があります。社内のどこに社員食堂を導入するか、また座席をきちんと確保できるか。
どのようなレイアウトが社員に好まれるか検討しましょう。
③3種類の運営方法の中から選ぶ
導入方法 | 詳細 |
直営方式 | 社員食堂を自社で設立し、自社だけで全ての運営を完結させる方式 |
準直営方式 | 食堂会社を自社で設立し、設立した会社に運営を任せる方式 |
外部委託方式 | 社内の給食システムを外部に委託し、運営する方式 |
社員食堂の運営方法には大きく分けて3つあり、それが上記の3つ。この中から自社に合った方法を選びましょう。
④社員食堂の費用を検討する
- 調理場や暖房設備
- 調理器具、食器や備品など
- 社員の飲食スペースの設備投資
- 食材費
- 水道光熱費
- 社員食堂のスタッフの人件費
- 外部委託への外注費
これらそれぞれの金額をシミュレーションして、予算に合うか一度確認してみることをおすすめします。
⑤精算方法を決定する
- 現金支払い
- 回数券での支払い
- 記名方式
- 社員証での支払い
- キャッシュレス
清算方法は、企業によって異なります。
最近では会計をスムーズに進めるために、キャッシュレスでの支払いを導入している企業が増えてきています。
⑥どの社員食堂を利用するか決定する
社員食堂を外部委託するのであれば、どの社員食堂のサービスを利用するか確定させる必要があります。
もし外部委託したとしても、ニーズから離れていては意味がありません。
意思決定の際は、ステップ1で調査した社員のニーズに合った社員食堂の会社を選ぶようにしましょう。
社員食堂の受託企業おすすめ5選
- LEOC
- 株式会社魚国総本社
- 株式会社レパスト
- メフォス
- 名阪食品
社員食堂を選ぶと言っても、どんな企業があるかわからない人も多いのではないでしょうか。そこでここからは、社員食堂で人気の企業を特徴もあわせて5つご紹介します。
①LEOC
1983年から食事提供のサービスを始め、北海道から沖縄まで総勢2,200箇所以上の施設で食事を提供しているLEOC(レオック)。
料理の提供には特にこだわっており、セントラルキッチンではなく、現地での調理を基本とし、手作りかつできたての料理を提供することを心がけています。
また、食堂の調理場や食事空間、メニュー作りなど、会社の色に合わせたプロデュースも手がける強みもあります。
技術力にも定評があり、有名ホテルや外食店出身の料理人も在籍。
それぞれの専門分野の料理を開発したり、調理会で料理を教え合うなど、お客様に満足してもらうための工夫がたくさんなされています。
社員食堂で提供する料理にこだわりも持ちたい企業に向いています。
本社所在地 | 東京都千代田区大手町1-1-3 大手センタービル17F |
対応エリア | 全国展開 |
導入実績 | 株式会社エイチーム、株式会社アライブメディケアなど |
②株式会社魚国総本社
株式会社魚国総本社は、1914年に創業の日本における給食事業のパイオニア。
社員食堂だけでなく、学校給食や病院、福祉施設など様々なシーンにて食事サービスを提供しています。
企業に合った食事スタイルの提案や食事空間の設計、メニュー開発など、歴史があるからこそできる強みを持っています。
社員食堂の設計やレイアウト、コンセプトの提案も行なっているため、社員食堂の運営に悩んでいる企業様におすすめです。
本社所在地 | 大阪市西淀川区竹島4-1-28 |
対応エリア | 全国展開 |
導入実績 | 非公表 |
③株式会社レパスト
レパストは、学生食堂や社員食堂の受託運営を行う企業。
レパストは2016年より「タニタ食堂」と業務提携を結んでおり、世の中の健康志向の高まりや健康経営に力を入れています。
また直営レストランの運営やフードサービスのコンサルティングなども行なっています。
タニタ食堂と同じメニューを提供することが可能ですので、健康管理を食事で行いたい企業におすすめです。
本社所在地 | 東京都中央区銀座7-13-8第2丸高ビル8F(受付)・9F |
対応エリア | 全国展開 |
導入実績 | 新宿野村ビル NEON、医療法人 佐藤病院など |
④メフォス
メフォスは創業50年以上の実績を誇る給食委託会社で、主に学校給食や病院食に力を入れている企業です。
献立中心の栄養管理だけでなく、予防医学と臨床栄養についての豊富なノウハウのもと企業のサポートをしています。
食材の地場調達にも力を入れており、旬の新鮮な食材の提供だけでなく、食の安全への配慮、コストカットなども見据えて、企業に合った食堂の運営を心がけています。
予防医学に基づいた食事提供を心がけているため、社員の健康促進を進めたい企業におすすめです。
本社所在地 | 東京都港区赤坂2-23-1 アークヒルズフロントタワー18F |
対応エリア | 全国展開 |
導入実績 | 嶋ほいくえん、白河工場など |
⑤名阪食品
昭和43年に創業された名阪食品は、奈良に本社を構え、フードサービス事業を全国に展開しています。
「お客様に満足いただく」をコンセプトに、食材のこだわりや味付けを行っています。
またアレルギー対応や調理法、栄養価など様々な要望に応えることが可能。
毎月社内で行われる「給食会議」では、お客様の意見を反映するだけでなく、万が一のミスやミスの再発を防ぐために、社内の情報共有体制を徹底しています。
献立の作成や食材の仕入れ、厨房スタッフの労務管理など、社員食堂の運営を業務委託したい企業におすすめです。
本社所在地 | 奈良県桜井市大字吉備452-7 |
対応エリア | 全国展開 |
導入実績 | Pascoウエストカンパニー、近畿大学など |
社員食堂の満足度を向上するサービス「オフィスペイ」
オフィスペイは、自販機や券売機といった社内での決済を、キャッシュレス化するサービス。社員食堂にも設置が可能です。
最大の特徴が「社員証でも決済できる」ということ。常に携帯している社員証で決済できるため、社員食堂もふらっと利用しやすくなります。
使用した金額は給与天引きにも会社側負担にもできるため「毎月、社員食堂での利用料〇〇円分補助」のような福利厚生を設けることも可能です。
社員食堂の利用率を上げるだけでなく、利用者の満足度アップにも貢献します。
初期費用も月額費用も無料(※条件あり)で導入できるため、ご興味がある方は公式サイトから資料をダウンロードしてみてはいかがでしょうか?
まとめ:社員食堂の導入で社員の定着化を図ろう
少子高齢化の問題もあり、労働人口の数は減少傾向にあります。
社員の定着化を図るために「食」の福利厚生が注目を浴び、社員食堂を導入する企業が今後ますます増えると予想されます。
ただ紹介した通り、社員食堂には様々な運営方法があります。
自社に合った運営方法を選び、社員に喜んでもらえる社員食堂を運営できるようお祈りしています。
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